そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

愛じゃないのに愛っぽくなった

妻と友人夫婦と4人でご飯を食べているときに、松田のマヨネーズが美味しい、という話になったので買ってみたくなった。週末、ちょっと良いものが置いてあるタイプのスーパーのマヨネーズ売り場に行くと、松田のマヨネーズがちゃんとある。しかし、松田のマヨ…

地方で働く中での不足感との戦いについてのメモ

仕事をしていると「足りない」と感じることが多い。とにかく足りない。足りないのが時間なのか能力なのか仲間なのか、もしくはすべてなのか。足りなさとどう向き合うのかが仕事なのかもしれない。不足を不足のまま受け止めると無力に繋がる。足りなさを自覚…

家族が増えて嬉しいね

今年の夏は妻と一緒に、自分の母方の実家に行った。結婚したらすぐに母方の実家に行くと決めていた。 母方の実家は山形県の長井市にある。子どもの頃はお盆の時期に家族で毎年泊まりに行っていた。大人になってからは行かなくなってしまい、自分が長井市に行…

2023/10/30

化粧水をキュレルに変えてから肌の調子が良くてうれしい。 10月は毎週のように本を買った。15冊くらいは買ったかもしれない。自分が本をたくさん買うときはストレスが溜まっているときであるが、ストレスが溜まっていることを知覚できていないときでもある。…

2023.07.12

ryuchellさんのことをずっと考えている。いつかryuchellさんのことをちゃんと文章にしたいと思っていた。できればこんなことが起きる前に。 1994年生まれの自分にとって、ryuchellさんは完全な同世代と言える。Z世代より少し上の自分にとって、ryuchellさん…

代わりに壊れてくれたのかも

水曜日の夜。同居人の体調があまり良くない。先週くらいから少しずつ体調を崩していて、やや治りかけたところで無理をしたのが影響しているようだ。 同居人はひどく落ち込んでいる。身体がつらいと心もつらい。思うように動けないストレスと、せっかく回復の…

ずっと低速で悩んでいる

インプットに対してアウトプットが足らなすぎるという課題を自分の中に見つけたので積極的なアウトプットを心掛けたい。簡単に言うと、ラジオ聴くばかりで自分はどんどん喋るの下手になってない?とか、本を読むばかりで自分はどんどん書くの下手になってな…

まだ

沿岸に住む人の日記にこんなことが書いてあった。 「この町はまだ復興の途上です、とメディアで言うけれど、一年に一回だけやってきて、まだ、なんて言われると、すごく悲しい気分になる」 もう、とも、まだ、とも言えないような日々だ。区切ることができな…

実家に帰らせていただきます

「実家に帰らせていただきます」という言葉がなんとなく好きだ。この言葉は夫婦間の喧嘩の末に妻が最後に発する言葉として認知されている。その言葉が発せられる際の深刻さを見逃すことはしたくないものの、一方で「実家に帰る」というのは夫婦喧嘩がなくと…

折り合ってやっていく

月曜。前日にM-1グランプリ決勝とサッカーワールドカップ決勝という、自分の好きなコンテンツの二大ビッグイベントが同じ日に開催され、明らかにヘトヘトになっているだろうなと予想できたため事前に有給休暇を取得。さらにはホテルも予約しており万全の体制…

わからないまま走っている

冬が近い。雪が降る地域では、車のタイヤを普通のタイヤ(いわゆる夏タイヤ)から、スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)に交換する。以前住んでいた仙台も少ないとはいえ雪が降るので、この時期になるとオートバックスやらディーラーやらに頼んでタイヤ交換をし…

いつ解いたかも分からない答案用紙にたくさんの丸がついて返ってきたかのようだ

想像し得なかったくらい素晴らしく、けれども確実に過去と地続きの日々が現実になっている。盛岡で暮らすことも、恋人と暮らすことも、営業職になることも、営業車でマニュアル車を運転していることも、自家用でかわいい新車を買うことも、筋トレに熱中する…

みんな大好き唐揚げの次は、みんな大好きハンバーグかあ

お盆休み。埼玉から弟が、盛岡から僕が、それぞれ仙台にある実家に帰る。家族4人が揃うのは久しぶりだ。兄弟共に長いこと実家暮らしだったので、急に2人ともいなくなってしまって両親は寂しいだろうなと思う。時々はバラバラに実家に顔を出したり、両親が兄…

いなくなる

買った。組み立てた。捨てた。捨てた。捨てた。最近はそんな感じだ。新居のための家具をほとんど組み立て終わった。組み立て家具の組み立てが苦にならない性質で本当によかった。手順の決まっている作業が好きだ。ダイニングテーブル、キッチンラック、食器…

2022.03.11

仙台に27年住んでいるから、お気に入りの場所、みたいなものも数多くある。 北仙台のQuiet Corner、花京院のボタン、榴ヶ岡のBird、南町通の奥のジェラーティブリオ、大町のHAVE A GOOD SLICE。 この街の記憶のほとんどは震災後のことで、2011年より前がどん…

2022.03.08

自分の人生における最高の買い物はペアリングだと思う。駅ビルのショッピングセンターにあるアクセサリーショップで買った、そんなに高くない指輪で、シンプルだけれど内側にシークレットストーンがあるのが気に入っている。1ヶ月に1度くらいしか会えないか…

夢現

最近は淡々と外出をしている。 1人でひたすら知らない街を歩くのがたまらなく好きだ。そこに何かを求めるわけではなく、ただ歩いて、街を見て、美味しい飲み物を飲んで、帰る。そんな休日を繰り返している。 東北は6県を合わせても1日の感染者は数十人程度に…

ゆるせない人

私は、たとえば大学を4年で卒業できなかったり、背が低かったり、男らしくなかったり、かっこよくなかったり、心の問題でうまく働けなったり、定職がなかったり、要領が悪かったりするときに、たしかにその瞬間、ごく狭い空間の中(今考えるとそこの多くはホ…

生活のようなもの

それはもう明らかに、好きな人と好きな漫画の貸し借りをしたいし、一緒にライブに行ったあとにワンドリンクのアルコールだけでは物足りないからコンビニで缶のお酒を買って夜道を歩きたいし、一緒に映画を見た後にファミレスでドリンクバーだけでひたすら良…

ドッペルゲンガー中毒

街を歩いていると、かつての恋人によく似た人と目が合うことがある。目が合うということは、俺がその人を見ていたのだろう。目が合った瞬間に、似ているな、と思う。しかし、相手は別の人である可能性が高いので、似ているな、とは思わない。つまり、何を見…

それ全部そうじゃん

短歌を作っていると、自分以外にもたくさんの人が短歌を作っていて、かつ自分よりも良い歌を作る人がたくさんいるのに、どうして自分は短歌を作るのだろう、という気持ちになる。けれど、それは短歌に限ったことではない。文章を書くこと、本を読むこと、喫…

捉え直す

最近の僕は日常の捉え直しをしている。言い換えれば再認識である。 自分は元から出来ないことが多かったけれど、体調を崩したことでさらに出来ないことが増えた。昔なら出来たことも難しくなった。けれど、自分の可能性が狭まるにつれて、少しずつ生きやすく…

記憶の近似曲線

たしか3月14日のことだったと思う。仙台駅からすこし北に向かったところにケーブルテレビ局の本社があって、歩道から見えるように設置されている街頭モニターでテレビのニュース映像を見た。家はまだ電気が来ておらず、映像をきちんと見るのはその日がはじめ…

スイッチ

前の日記で泣きながら眠ると書いていたけれど眠っていなくて、あれからずっと神田伯山TVを見ていたら朝になった。襲名と真打御披露目で、ずっとおめでたいことしか映像にないからとても気持ちが晴れやかになってきた。明るいものはよい。ずっと松之丞さん(…

無題

書いたらぜんぶ事実になる気がする。いまはマイナスな気持ちなのでマイナスな事実がどんどんつくられる。 こんなにまいにち苦しいのは久しぶりで、だけどずっと続いているような気もする。2月の頭にちょっとだけ立て直したぶり返しがやってきている。取り返…

架空の町

小学生の頃、自由帳めいっぱいに架空の町を書いていた。住宅はなくて、大きなお店ばっかり作っていたので、郊外のパイパス道路みたいだった。見開きを貫くように大通りを書き込んで、スーパーや家電量販店なんかがぼくの発想次第でどんどん建っていく。ペー…

時が動かないパスタ屋

成城石井は道行く先々にあってほしい。主にペットボトル飲料の取り扱いについて満足している。たとえばウィルキンソンジンジャーエールの辛口が必ず置いてあったり、ハーブティーの品揃えが豊富だったりするのが良い。先生からカフェイン入りの飲み物を禁じ…

玉結び

2週間ぶりの診察はたったの2分で終わってしまった。やるべきことが決まっているから特に不満も不信感もないけれど、あっけなく終わってしまってはじめて、本当はもっと話を聞いてほしかったんだと気付く。 処方される薬が変わった。同じ漢方薬だけれど、今回…

ベンチにて

比較的前向きな気持ちになった瞬間に美容室の予約を入れるようにしている。だいたい2ヶ月に1回行くのだけれど、それが2ヶ月と1週間になったり、1ヶ月半になったりといったブレによって、自分の気持ちの向きがなんとなく見える気がする。今回はちょうど2ヶ月…

シールの台紙

思えば生きていて自分で何かを決断したことがない。高校も大学もその先も、誰かがあつらえてくれた選択にただ承認印を押すようにして進んできた。あの人がこう言うからこうしたほうがいいのだろう、この人も進んだ道だから間違いないだろう、と。私は私の人…