そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

4210

家から出ない、出る予定のない、そんな日々を積み重ねるとみるみるきもちが萎んでしまうことがわかったので、ZOZOTOWNで服とサコッシュを買い、できるだけ外に出るように予定を組んだ。なんだかんだでコールセンターで働いていたときが一番人間らしくはあっ…

この僕に愛を

幼稚園の頃からの幼馴染のうちの1人の結婚式があった。 幼馴染の何が良いか。親同士の仲が良いことに尽きる。今でも親同士のLINEグループは頻繁に動いていて、誰の親と誰の親が一緒にライブに行っただの、夜な夜なランニングしてるだの、地元の居酒屋で飲ん…

あなた方がやっていることは批判ではないということ

あなた方がやっていることは批判ではないということ。批判*1と非難*2、批判と否定*3、批判と中傷*4は違うという、そういう言葉尻の問題では無く、スタンスの問題なのだ。 やってられない。やってられないのは僕に関係のない社会の話なのだけれど、関係がない…

言わなくていいことに関するはしがき

言わなくていいことって結構あるじゃないですか。たとえば何が嫌いだとかの強い感情や偏見など。特にインターネットでは言わなくていいことを書くことで誰かを不快にしたり火種になったりすることがよく可視化されて、それを見てさらに自分も不快な気持ちに…

8月28日 -近況-

最近の関心事は、「認知行動療法」「幸福の定義」「自己愛と隣人愛のバランス」である。せっかくなので明日からこのあたりについて書いていく。正直なところ、読んでもあまり面白い話ではない。で、今日は近況の話。 あれもこれもやりたい。身体はひとつで時…

8月21日 -膨張-

自分が何を面白いと思うか、何が好きか、何をやりたいか、何ができるか、についてひたすら考えている。 自分の用意した手法で人を笑わせることが好き。やりたいことは、人が笑顔になる仕掛けをたくさん作ること。ただ、「できる」のところでいつも引っかかる…

8月20日 -混濁-

3日連続の飲酒。滅多にない連勤に耐えた肝臓に拍手。お酒、好きなわけではないし、ほんとはファンタとか三ツ矢サイダーを飲みながら夜を過ごしたいのだけれど、自分から飲むぞ!という気持ちを持って飲むお酒はそれなりに美味しいし、場の空気もいいし、友だ…

屋上@okujoh に行った日のこと

大切にしたい日のことを、どうしても書きたくて、1ヶ月も経ってしまった。「屋上」という場所に行った日のこと。忘れられないあの日のこと。 - 屋上に行く。ひとりで行く。そう決めたけれど、心はぎりぎりまで迷っていた。自分がどこにも居場所がないように…

8月18日 -招待制の地中-

昨日はもうびっくりするくらいに寂しくてしんどくて、寂しい時にはこうしようマニュアルの運用に失敗したら銘々の方々に迷惑をかけた。自立とは依存先を増やすこと、とはよく言ったもので、今、確かに頼れるものが少ない。甘えたい時にちゃんと甘えたり励ま…

8月17日 -防錆-

今日から日記をつけることにした。 人と会うのは好きだけれど、そのたびにやや空しくなる。いや、空しい?というか、空々しさを感じてしまうというか、言語化できない微妙な感情がやってきてしまう。もにょる?それでもいい。うまく書ける気がしない。 みん…

クラブ・ダイドー

妖魔みたいな顔をして、ダイドーの自動販売機を求めながら彷徨い歩く。500ml缶の炭酸飲料にしか癒せない傷があって、冷えたロング缶を持っているだけで幸運になれる錯覚とともに青春時代を生きてきた。永遠に当たらない4つの数字を見つめて日が暮れた夏休み…

さくらんぼは全部あげてしまう

ずっとサカナクションの新しいアルバムを聴いている。けれど、このままではサカナクションの新しいアルバムを聴くだけでつらくなってしまうような気がして、すこしだけこわい。音楽は聴いていた時の感情を引き連れて、未来でまた出会わせる。つらい時に聴い…

感情の棚卸し

感情の棚卸しをしないといけない。 そう思った。もう僕が僕の気持ちをぜんぶわからない。何がしたくて、何が好きで、何がこわくて、何がうれしくて、どこに行きたくて、どこにいて、誰と会いたいのか。 片耳だけのイヤホンで音楽を聴きながら漫画を読んだ。…

「つくる人」に関する雑記と、敬愛する先輩のこと

いや、まいったね。 木曜、22時。なんとか仕事が終わり、車を運転して帰る。やっとの思いで家に辿り着いたが、駐車場で動けなくなり、エンジンを止めて運転席でひとり唸る。うー。明日も仕事だ。 スマートフォンを手に取り、Twitterを開いた。大学時代にお世…

あの日、母とガストで

母がいなかったら生まれていなかったし、母がいなかったら今頃死んでいた。大袈裟じゃなくて本当の話だ。あの日、母と木町通のガストに行かなければ、僕はずっと引きこもりだったかもしれない。 ___________ 部屋の布団からほとんど出ずに生活していた。たっ…

父と暗黒王

人生はオートセーブだからリセットしてもすぐおんなじ場所に戻ってきてしまう。セーブをしないでおいて洞窟に入りたいとき、みんなはどうしてるんだろう。フラッシュもあなぬけのヒモもないときに。戻りたい場所には戻れないし、行きたい場所には行けない。 …

ボールプール

頭が締め付けられるように痛い。きゅうきゅうと、西遊記の孫悟空が頭の輪っかを締められるみたいに、同じくらいの痛みがずっと続いている。こういうことは前にもあった。「緊張性頭痛」に分類される頭痛らしい。原因は自分の場合、精神的なストレスだ。原因…

壊れたリモコン 卒業旅行④

リュックとクスクス 卒業旅行③ - そこが海ではないとして 最初に書いたように、この卒業旅行は自分を変える区切りの旅である。絶対うまくいく。今後の人生は大丈夫。僕は化ける。 で、化ける途中の狸、着替える途中の着ぐるみみたいなタイミングで人と会って…

初日のあとがき

奥渋谷のローソンの店の前で、年齢も性別も人種も違う人たちがみんな、Lチキ食べてた。店内に飲食スペースはあるのに、それぞれ外に出て、同じ方向を見ながら、Lチキ食べてた。伝わる気がしないけれど、なんだかぐっと来てしまった。— らぐ (@arsm12sh) 2019…

リュックとクスクス 卒業旅行③

わからなくてもだいじょうぶ 卒業旅行② - そこが海ではないとして 東京の電車の好きなところ。リュックを前に抱えて持つところ。みんな抱えていてかわいい。別に東京に限ったことじゃないけれど、仙台ではやっている人を見かけない。 電車がそんなに混んでい…

わからなくてもだいじょうぶ 卒業旅行②

卒業旅行① - そこが海ではないとして 朝の9時に出て昼の15時に着く高速バスに乗った。こんなに真昼間に走る高速バスに乗るのは初めてだった。さすがにやることがないかなと思っだけれど、Wi-Fiがあるから全然退屈しない。NetflixとPrime VideoとDAZNを往復し…

卒業旅行①

3月の頭に卒業認定が出た。2017年頃から出る出ると言われ続けていたものが2019年にやっと出た。卒業認定はサカナクションのアルバムなのかもしれない。Vampire Weekendのアルバムも出るし、うれしい。 卒業認定が出た瞬間の気持ちと単位が出揃った時の気持ち…

小惑星は冬を知らない

「ユーザーIDまたはパスワードそして私はあなたとはこんなにも違います。世界から弾き出されたような気持ちです。でも世界はひとつじゃない。畑みたいにぽこんぽこんと色んな場所にあるのでしょう。こっちも荒れてらあ。」 「出生率が下がっています。政府が…

ひかりのない砂漠

眠りにつくのも下手なのか。浅い失望を繰り返しながら目は閉じて、もしかしたら、俺、傷付いていたんだなって思った。 この数年の鬱屈は自分が招いた結果だとして、抜け出そうとした努力を誰も称えてはくれないことは当然だと思う。けれど、今後、自分が通常…

12月4日

仕事で終電を逃したのでネットカフェへ。深夜に巻いたソフトクリームはどうしていつも最後まで食べ切れないのだろう。ただ寝るだけでは勿体ないように感じ、『凪のお暇』『ルポルタージュ』を一気に読み、極めて通俗に気持ちが揺れてしまう。6時間パックでは…

11月21日

仕事に対するモチベーションと余裕がマイナスになり、上司に退職の意向を伝えたが当然のように慰留され、というかちゃんと業務は引き継げ、みたいな当たり前なことを言われ、そもそも論を色々と展開しかけたが引っ込めて、とりあえず無気力だけ連れて帰って…

11月16日

ミスタードーナツ。二階席。まあなんとなく安くて綺麗で勉強さえできればいい、あとごはんが食べたい、みたいな気持ちを満たすべくドーナツとミルクティーを買って座っている。ミルクティーはおかわり自由らしいのだが、おかわりするには一階のレジに向かわ…

11月15日

今日も寒い。晴れていてうれしい。ちゃんと起きる。大学に行く。よくわからない140ページ分のテスト範囲を眺めて、どうすんだよこれ、と思う。どうにかするしかないし、もっと言えば数年前にみんなどうにかしている。レジュメ、多いな〜。コンビニで印刷した…

11月14日

快晴。起きれずに大学をサボる。ギリギリまで追い込まれてもこれかよ、と思いながら仕事に向かう。午後から仕事。たぶん終電ギリギリまで働くんだろうと思う。焦る。焦るならちゃんと生活をしろよ、と思う。ずっと思っている。焦りも怒りも憤りも、外から見…

思考停止ジェンガ

部屋を整理していたら3年前に就活のために撮った証明写真が出てきて、なんでこんな遠回りしてるんだろうとやるせない気持ちになる。俺はこの遠回りを肯定しようという意気は毛頭なくて、ただひたすらに自分の弱さだと思っている。顔は変わっていないつもりで…