そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

ひかりのない砂漠

 

眠りにつくのも下手なのか。浅い失望を繰り返しながら目は閉じて、もしかしたら、俺、傷付いていたんだなって思った。

この数年の鬱屈は自分が招いた結果だとして、抜け出そうとした努力を誰も称えてはくれないことは当然だと思う。けれど、今後、自分が通常になろうとする努力を当たり前にずっと続けられる自信はどこにもなくなってしまう。なにをやっても、当たり前よりちょっと足りない、あなた頑張ってないよね、もっと頑張りなさいって思われるんだろう。

不寛容だとは思わない。悪意のない好奇の目に晒されることもある程度は慣れた。慣れたからこそ、ずっしりと重くのしかかるというか、何度やればいいんだこの説明、というかこの説明は正しいのか、はっきりとわからないまま、精神的に打撃をまた受けている。

誰も言わないから俺が俺に言うことにする。俺は本当に良く頑張ったと思う。その努力を無駄にはしたくないし、もしかしたらあと少しかもしれない。あと少しかもしれないその一歩が踏み込めない。踏み込もうとした足を何度も蹴られていく。地面はぬかるみ、足は震える。

勝手に転んで、勝手に傷付いて、勝手に泣いて、勝手に落ち込んだ。勝手に立ち直らなきゃいけない。ひかりのない砂漠にいるみたい。欲しいのは水だけじゃないよ。