会ったことのない女の子と7時間くらいの長電話をした。こんなに長い時間、人と電話をするのは初めてだった。
好きなドラマの話、好きなアニメの話、考え方の話をした。好きな作品が本当に近くて嬉しい。お気に入りの登場人物が2人ともまったく違った。面白かった。
結論は違うのに、話が合う。不思議な感覚だった。今まで会ったことがないようなタイプだと思ったし、実際にまだ会ったことがない。
好きな男性のタイプの話になって、その子は「元気なゴリラか、研究者」と言っていた。「じゃあ、元気なゴリラを研究している人はどうですか?」と聞いてみる。「最高じゃないですか…」と返してくる。
元気なゴリラを研究している人になれたら会いに行こう。きっとなれないから、その時はまた電話をしよう。
初めてな気がしない、と言うのも憚られるくらい、初めてな気がしなかった。別の世界では2人は姉弟だったのかもね。
ceroのorphansを思い出し、聴く。火曜から水曜へ、別の世界で、そう歌うから、僕たちのことかもしれないと勝手に思った。