そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

2016年12月の短歌

 

東北大学短歌会の歌会納めでした。新入りに暖かいあの空気感が好き。3回来ればレギュラーと言われたことを思い出して、2回目。

 

会心の一撃を会長さんと元会長さんにもったいないくらい褒めてもらえたのでとても良かった。スキップして帰るような心持ち。会心をあと100撃くらい放ちたいですよね。

 

そのあとの飲み会とかカラオケも絶対参加したかったな、絶対楽しいだろうな、当然のような顔をしてあそこにいたいな、と思いました。当然じゃないんですけどね。

 

それでは12月に作った短歌です。

 

 

10数えるうちに逃げてと鬼が言うそのやさしさを噛み締める8、9

 

「現役にこだわりたい」と年の瀬にトライアウトを受ける幽霊

 

行儀よく生きて来ましたこの日まで 通算5勝27敗

 

俺たちは世界になった勾当台公園野外音楽堂で

 

うがいするカバの親子が俺に言う「ガラガラ」「ごめんあとで聞くから」

 

13の僕は知らない 藤原や野田がテレビで歌う年末

 

君に会えない音がするフロアにはチェックワンツー虚しく響く

 

JAFを呼べ 心が路面凍結で愛が玉突き1人重体

 

いつだって「私にとって可愛い」を言い当てる君の気概に惚れた

 

いま愛を6000個捨て君とだけ結婚しようと思った両手

 

 

めっちゃ数字が好きな人かよ。

先月は大喜利的というかコピーライター的というかネタ的というかフレーズ押しというか、そういうものが多かったので別の作り方がしたいなーと思いました。あー面白いぞ短歌は!完全に趣味として続けたいので、できるかぎり自分っぽいものを詠みたいです。あと、ちゃんと一首だけで完結するようなものにしたいですね。主役っぽい歌を生み出したい。

 

 

▼先月のはこちら

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