そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

失踪癖の話をしよう

最近は叫び出したいことばかりですが何とか普通の顔をしています。普通の顔ができるだけ成長したなあと思いますけれど、弱いのは相変わらずで困っています。

僕には失踪癖があります。

自分の中にコップがあるとしたら、暮らしていく中で水が少しずつ溜まっていって、満杯になると僕はいなくなります。どこか遠くへ行きます。

大学生活では何度も何度もこれを繰り返したのに、よく生きてるな、よくここまで来たな、って思います。何も成し遂げていないんですけどね。戻って来るのにもパワーがいるので、特に去年の夏~秋あたりはもう一生戻れないんじゃないかと思っていました。

逃げている間は色んな人の顔が浮かびます。浮かびますけど、その人の気持ちを考えることはできなくて、ずっと自分のことばかり考えています。

自分のことばかり考えるのに、浮かぶのは他の人の顔なので、結局誰のことも考えられないまま時が過ぎます。何もしたくないなと思うので、逃げているというよりは「何もしない」が正しいです。

その間の期間にどれだけの人達に迷惑や心配をかけたのか、っていうのは、平気になった今でも正直わかっていないというか、ちょっとその時期の記憶が飛んでいるというか、直視できないまま生きています。

弱いというよりはずるいのです。いろんな選択肢があった中で、すべてを放棄したわけです。今でも逃げたことをうまく説明できないままなので、やっぱりずるいなあと思います。

自分の人生は逃げの繰り返しになるんじゃないかな、という不安が今でもずっと心を占めています。ある程度自分でコントロールできている気でいますが、先ほど言ったコップは自分では見えないので、今どのくらい水が入っているか、あとどのくらいで溜まるのか、わからないのです。

だから明日にはダメになって逃げてしまうんじゃないか、とずっと考えています。

ある程度そういう系の本を読んで病状や対処療法は学びましたが、自分の「ただ逃げたい」という衝動に病名などつけてよいものか、これはただの甘えなのだ、と思う気持ちは強いです。

甘えですもんね、ほんとに。みんな大変でみんな辛いので、自分の精神的な弱さに嫌気が差します。逃げないで生きていける強さを最初から持っていたら、なんて考えることはたくさんありますが、やり直しても結局こうなるんだろうな、と自分に諦めているところです。

 

なんで今日これを書いたかっていうと、ちょうどiPhoneが壊れたからでして。

突然電源が付かなくなって、それで終わり。

たぶんそんなもの、そんな風に僕らは終わっていって、取り返しがつかないままたくさんのものを失うんだ、と思いました。

 

この話について書きたいことはまだまだたくさんありますが、今日は一旦ここまで。