そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

8月17日 -防錆-

今日から日記をつけることにした。

 

人と会うのは好きだけれど、そのたびにやや空しくなる。いや、空しい?というか、空々しさを感じてしまうというか、言語化できない微妙な感情がやってきてしまう。もにょる?それでもいい。うまく書ける気がしない。

 

みんな自分が尊くて凄いなー。皮肉ではなくて羨望。ちゃんと偉くて強くて守っている。自分を正しいと思い込める強さが欲しい。いや、違うな。自分が正しいと思いつつ他者を否定しない心のような。

他者を蔑んで自分を保つ、みたいなカルチャーに触れすぎたというかそれしか知らない気がする。みんな誰かを馬鹿にしているように感じる。そんなことしないよって主張する人も誰かに包丁突き刺してる。誰かにとっての愛する人が誰かにとっての地雷原。繊細すぎるよって言われたら否定できない。動けないマインスイーパー。

 

かくいう自分も人をめためたに傷つける刃を持っていて、何をしてもしなくても誰かを貫くことになる。そんなわけないわけなくない?

んなこと知らねー!刺してたらごめんな!って勢いで生きられたら、と思うし大抵の人はうまいこと目を瞑ってるか自分の鋭さに気付いてないかなんだろうなーと思うと、まあ。過去の自分を省みると確かに人を無意識にぶっ刺してた時期は長かったし、今も自分の気が及ばないところで人を傷付けまくっている。この文章もそう。

 

じゃあそういう繊細ボーイズアンドガールをどう救おうか、と考えて、実際に同じ匂いを感じた人たちと話してみても、表層での共感しかできない。エンタ芸人の浅いあるある連発みたいにその場は笑えてもなんも残らないし誰でも良かったんじゃ?と思えてしまう。

だからはっきりと宣言するけれど僕には僕と同じ境遇にある人を救える気は全くしない。皆それぞれの鬱蒼があるでしょう?みんなで幸せになりたいね。

 

 

BGM:遠視のコントラルト/君島大空