そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

跳躍と跋扈

 

ハロー、4年前の僕は元気ですか。今の僕は、こんなはずじゃなかったって言うのすら違うような気がしています。まっすぐで真っ当でキラキラしてて、とてつもなく頑張ってた君はもういないこと、申し訳なく思います。

君はこの4年間でいろんなことを知ったり忘れたりします。出来るようになったことと出来なくなったことがたくさんあると思います。いろんな人の期待を裏切ります。それらに苛まれながら生きることになります。

でも、皮肉でもなんでもなく、君は幸福以外の何物にもなれないから安心してください。今までちゃんと認めてこなかったけれど、君にはとても才能があります。そのありあまるほどの才能のおかげで、今こうして僕は生きることができているのです。少なくとも、誰かを生かし続けるだけの力はあります。

街の景色も君の顔も結構変わりました。季節が古くなるたびにとってつけたようなセンチメンタルを解放したくもなります。そうやって何かを伝えようとするたびに、まだ君の知らないことによって文章が埋め尽くされてしまうことに気付かされます。手元にある幸福の原材料は君かもしれないけれど、まったく想像もつかない作り方をたくさん覚えました。いやもしかしたら、何もかも違っているかもしれません。

君の武器は君自身の才能だったような気がします。1人でどこまでも戦っていける強さだったような気がします。それに対して、今の僕の武器は、僕以外のすべてです。僕には何もなくても、恵まれた環境や仲間に囲まれていて、うまいこと生きていけます。

こんなはずじゃなかったけれど、こうなれてよかった、と言い切りたい気分です。幸福にも色々あるのだし、才能にも色々あるのだし、答えはひとつではなくて、道もまたひとつではなくて、じゃあなんでもいいのか、と言われたら、絶対に違うもので、僕が歩んできた22年と半年がどう考えても愛しいのです。

君がこれから失う能力や信頼や友人や恋人などは、ほんとうは失わないほうがよかったと思います。そのことが原因で他者を深く傷つけてしまうことや、そのことをボロボロになるまで引き摺ってしまうこともあります。肯定できないから否定してしまったことによる数えきれない痛みに浸って、幸福の感度を恣意的に鈍らせることは、早いうちにやめたほうがいいです。

 

どこにもいけないなんて思ってたけど、どこに行っても会ってくれる人がいるうちは大丈夫な気がしてきた

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