そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

思考停止ジェンガ

部屋を整理していたら3年前に就活のために撮った証明写真が出てきて、なんでこんな遠回りしてるんだろうとやるせない気持ちになる。俺はこの遠回りを肯定しようという意気は毛頭なくて、ただひたすらに自分の弱さだと思っている。顔は変わっていないつもりで…

健忘録

愛用していたワイヤレスイヤホンを充電ケースごと無くした。ワイヤレスイヤホンっていうのはその名の通り無線の、しかも俺が使ってるのはAirPodsみたいな完全無線のものなので、いつかはポロっと失くすだろうなとは思っていたけど、まさか充電ケースごととは…

いっちゃん

通っていた小学校には2度クラス替えがあって、3年生のときと5年生のときにクラスメイトが変わった。学年に4クラスもあったので、2年間で築き上げた交友関係は3年生の春でほぼリセットされ、知らんやつと知らんやつと、顔見たことあるやつと知らんやつで新し…

みえないもの

東京に行ってからというものの、僕の中にある物欲の獣がぱたりと動きをやめてしまっている。あの街には色々な物が色々な建物の数フロアに渡って、同じような顔をして並んでいて、でも私がベストじゃないです、この街で一番良いものはまた違う建物にあります…

ミュータントの徒疎か

真っ当に働き出して5ヶ月。 限界だと思うときと、まだやれると思うときの繰り返しで、そのループの中でどんどん深く沈んでいるような、取り返しのつかない場所までついたような、そんな気がしている。 逃避のことをずっと考えていた。すぐにやめられるし、と…

靄靄

疲れていればいるほどに脈拍を感じるのはなんとなくうれしい。膝の関節が波打って、止まったら歩けないだろう道をずんずんと進む。どうやら、先輩の家に向かっている。深夜3時。 あそこの角のラーメン屋は潰れてしまって、あの交差点を右に曲がると昔の恋人…

ブックオフ・トレジャーハンター

まだ仙台駅前のBOOK OFFがさくら野という地元百貨店の上階にあった頃、僕は空いた時間によくエスカレーターで上まで登って、100円の文庫本コーナーで小説を1000円分だけ買っていた。区切りを決めないといくらでも買ってしまうので、1000円までと決めていた。…

首が絞まったその後で

いろんなことを思い出す。思い出すけれど、形になる前に、文字になる前に、ふっと消えてしまう。諦めというわけではないけれど、それが健全な生活なのかもしれないと思っていたら、日記を書くという行為から1ヶ月も遠ざかってしまっていた。全然悪いことじゃ…

生活

働いている。なんというか、自分が思ったよりちゃんと働いている。偶然と幸運が重なって、この春からはちょっとだけ昇給し、ちょっとだけ昇進し、職場の中で重要な業務を任されるようになってきた。仕事は22時頃に終わって、帰りの電車でこれを書いている。 …

3月。海に行きたいなと彼女が言った。時計の針は17時半を指していて、日没まではまだ時間がある。車を飛ばせば、明るい海が見られるかもしれない。だけど僕はそうしなかった。海には近付かないまま、ひたすら北に向かった。 知っている海を見たくなかった。…

花を買う/書き換え

生まれて初めて花を買った。小さな花屋に入って、予算と用途とイメージを伝えて、花のことは何にもわからないけれどとにかくかわいいものを、とお願いすると、男の店員さんはわかりました、とだけ言って、店先にばらばらに並んでいる花たちを少しずつ選んで…

みえない

穏やかに過ごしているということは、戦いを避けているということなのだろうか。 人生は戦いの連続だと思う。そして、戦いというものには相手がいる。7年前からはじまった戦いの相手は、僕たちをずっと苦しめていて、今もずっと戦っている。どう立ち向かった…

第4回 大学短歌バトル2018ー学生短歌会対抗 超歌合 の感想

大学短歌バトル2018を見ました。面白かったです。色んな角度から感想を書けるな、書きたいな、と思っていたのですが、とにかく良い歌が多い…ということを一番に感じたので、大会で披露されなかった歌も含めて、各短歌会あるいは個人のTwitterで公開された歌…

僕との距離のはかりかた

一年前くらいのことだろうか。精神が不安定になりそうなことを一通りやめた。たとえば一人旅。たとえばカラオケ。そして、感情を揺さぶられるような音楽を聴くこと。 中学校の頃から僕の不安定さは音楽に支えられてきたように思う。不安定さが支えられる、と…

たまには僕を

こんなはずじゃ、をやめてから結構な時間が経つ。それで僕は誰だったんだろうって思うんだ。2014年の僕は誰だったんだ? ハードルを低く低く設定して、それを見て哀れに思い、それすらも乗り越えられない自分に茫然とする。過去を切り崩して、未来に向けて薄…

叙々苑

反対側のエスカレーターに乗っていた女子高生3人組のうちの1人が、あー叙々苑食いてえ!と叫んでいた。他の2人が、わかるー!と女子高生特有の同調言語を発している。なんか肉食いたいんだよね!肉!と続ける。わかるー!が飛び交う。わかってたまるか。叙々…

天使は間抜けな顔をして

「世界一長いエスカレーターに乗れたら死んでもいいな」 「じゃあそのエスカレーターの行き先が天国でもいいってこと?」 「乗ってる途中で気が変わってしまったら地獄だな」 「天国行きなのに?」 「途中で、ああ、最後にフライドチキンが食べたい、とか思…

コーヒーと流星

図書館から穂村弘の本を借りた。その中に、流星のような茶色い絵を見つける。その章の題名が「北斗七星の男」だったので、これはつまり挿絵なんだな、と思った。しかしよく確認してみると、流星はなんとコーヒーの染みによって描かれていた。これは誰が描い…

一味唐辛子

はなまるうどんのかけ(小)を食べながら、昔の恋人のことを思い出していた。 その恋人は週に一度は必ずうどんを食べるという。そんなにうどんが好きならばと、一緒に行ったうどん屋に行って本当に驚いた。尋常じゃない量の一味唐辛子をうどんに入れていたか…

吉田くんの世界

「保存していない変更は消去されてしまいます」という警告文を見てハッとする。いったいどこまで保存したのだろう。何が変わったのだろう。いろいろと考えて、念のためもう一度保存しておこうと思ってまたハッとする。はたして上書きしてもよいのだろうか。…

虚を衝く幻

毎日色々なことに怒りや憤りを覚えるのだけれど、その原因を丁寧に掬い、自らの意見を出力するのにはパワーがいる。そして、今の自分には力が足りない。そんな日々が続いている。 インターネットが全てじゃない。そんなことはよくわかっている。だけれど、イ…

まばたきを三回

もう8年になる。色んな人がいろんな場所で志村正彦のことを考えている。12月24日という、もっと別なことを考えられるような日に。僕もとりとめのないことを書こうと思う。 思えば相当変な人だった。もはや存在していたのかも怪しいくらい。ライブでは自分の…

うれしくてさみしい

子供の頃に親に連れられて、何度か運転免許センターに来たことがあった。ひどく退屈だったのを覚えている。待ち時間と待ち時間の合間に待ち時間があって、要するに、永遠に待ち続ける時間だった。何か悪いことをして、もう2度と親が戻ってこないかもしれない…

俺の愛したファストフードたち

お金がないのでよくファストフードに行く。めちゃくちゃ舌バカなので物凄く満足してしまう。ファストフードが好きすぎてマクドナルドとモスバーガーでアルバイトをしたことがある。ファストフードが好きだ。ここで、一生分食べたと思しきファストフードのメ…

kamonで撮る冬の仙台

宣伝とかではないので適当に書きます。 フィルムカメラで撮影したような写真が撮れるカメラアプリがいくつかあります。hujiとかCALLAとかが代表例でしょうか。本物のフィルムカメラには劣りますが、どれも良い部分があってちゃんと使えます。本物のフィルム…

明日にもすべて終わらないとして

23歳になった。 誕生日が年末にあるからか、その一日の祝われ方によって今年がどんな一年だったかがわかってしまう気がする。2人からLINEが来た。Twitterには何もなかった。そういう一年なんだと思う。皮肉ではなくて。 母から「大切に使いなさい」と手渡さ…

何も考えないことを考えていた

幸せなら手を叩こう、と急に言われて戸惑ってしまった。どうして幸せである場合には手を叩くことを強要されるのか。その疑問には答えずに、幸せなら手を叩こう、と繰り返す。だからどうして。真っ当な説明をくれ。頼む。見かねた目の前の人間はこう言う。幸…

必殺

考えてしまう。志村が生きているフジファブリック。津波のない東北。文春のいない川谷絵音。靭帯を切らない財前宣之。UFOキャッチャーが得意な僕。別のネタを披露するマヂカルラブリー。並列すべきでない物事を連ねる。全部その先を見たかった。だからといっ…

漫才:結婚したい

ツッコミ「どうもー八月の風です」 ボケ「よろしくお願いします」 「いや僕らもいい歳なんでそろそろ結婚したいなと思うんですよね」 「ベタな漫才の入りだなあ、M-1の1回戦で6組くらいそのツカミしてるよ」 「別にいいだろ!結婚したいのは事実なんだから」…

Probe

友人から急に電話がかかってきて2時間ほど話した。ほんとうに今更だけれど、電話はすごい。何百キロ離れている相手が発する音声が届くのである。会いに行こうとすれば何時間もかかるものを。さらにLINEやSkypeの力を借りれば、その尊き体験はなんと無料だ。 …

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