そこが海ではないとして

This is the meaning of my life.

11月21日

 

仕事に対するモチベーションと余裕がマイナスになり、上司に退職の意向を伝えたが当然のように慰留され、というかちゃんと業務は引き継げ、みたいな当たり前なことを言われ、そもそも論を色々と展開しかけたが引っ込めて、とりあえず無気力だけ連れて帰ってきた。そこからの日々は士気も高まらず、ずっとAmazon VideoでM-1グランプリを見ていた。とりあえず好きなものに頼ることにした。もはや全ての台詞を覚えている漫才を笑うでもなく見ていた。泣きたい時にお笑い番組を見る、みたいなことをみんな言っていた気がする。果てなく凡庸。

来週に控えた中間試験のことで頭が一杯で、しかし勉強の時間が(精神的な問題で)思うように取れず、理解も進まず、そういや「大学の試験勉強が苦手すぎる」という本当に根底の部分で躓いたことをまた思い出した。俺は経済学が苦手です。高校時代の進路選択を恨んでも仕方がないので、うまいことやれなかった今の自分を恨むことにしている。本当は仕事のことで頭が一杯で、試験のことが二の次になっていることに対してのストレスなのだけれど。

じゃあなんで1日ずっと漫才を見ているかって、現実逃避以外の何物でもない。12年前のあの漫才が俺を熱くさせる。麒麟は22歳で決勝出てるぞ、ハライチは23歳だぞ、キングコングは21歳だぞ、わかってるかお前の今を。

もうまともな文章を書く気も起きないのだし、コンビニで激甘ミルクティー買って飲む。おいしい。ミルクティーを飲むと子供の頃を思い出す。スキー場に行ったとき、とてつもなく凍えた身体に温かいミルクティーを流し込むのが好きだった。流し込む、というか、猫舌だからほんのちょっとずつ。あの時の紅茶花伝と今の紅茶花伝の味は変わっているのだろうか。

KID FRESINOの新譜がとても良い。音楽があってサッカーがあってお笑いがある。ずっと変わらない。好きなもの以外との折り合いはずっとつかない。仕事に向かう。